Javascriptの変遷
1996年に工学図書から「HTMLとJavaScript」という本がでた。HTMLとJavaScriptの初期の解説書になる。
この後、WEB技術はCSSが中心になってデザイン面が発展し、JavaScriptはアクセスしただけで情報を盗られるようなイメージができて敬遠され、WEBプログラミングの主力もPerlやPHPに移っていく。JavascriptのWEB開発言語としての復活は2009年のサーバーサイドでも動作するNode.jsのリリースを待たねばならなかった。
この本を読んでいくと、出てくるブラウザの画面はMosaicにNetscape。第1章の中には「インターネットは本当に役に立つか」という議論まである。隔世の感。それは今、oldweb.todayで垣間見ることができる。
1969年のARPANETが1990年代のインターネットに発展した経緯も簡潔に記されている。
ブラウザの元祖NCSA Mosaicは1991年にイリノイ大学の Natiional Center for Supercomputer Applicationで開発された。ここをスピンアウトした人たちがNetscapeをつくり、それは今のfirefoxブラウザにつながっている。
WEBプログラミング用としてはPHPに圧倒されたJavascriptだったが、データの型ではJSON(JavaScript Object Notation)を生み出して言語間のデータ移動を容易にした。
長らくクライアントサイドのJavascriptだけでは困難だったメール送信も smtpjs.comなどのサービスを使うことによってできるようになった。
とはいえ、ただ単に お問い合わせページを設置するだけなら formspree.ioを使うほうが簡単。
それに smtpjs.comから例えばGmailのSMTPを使うのはグーグルが提供する通常のセキュリティレベルを落としたりしなくてはならず、あまりおすすめできない。sendgrid.comなどのサービスを使うほうがよさそう。